ティシュー・プロテクター Tissue Protector

ティシュー・プロテクターTissue Protector (スライドグラス用)
スライドガラスに載った薄切標本の保護シール

ホルマリン固定パラフィン包埋標本を薄切した後、薄切スライド標本をそのまま室温に放置すると、酸素(酸化)と湿度の影響で、組織標本内のタンパクの抗原性が減弱して、免疫染色性が低下する事があります。
それを防ぐためには、短期間(1ヶ月前後)のうちに、免疫染色を実施するか、1枚1枚の薄切標本をパラフィンで覆うような手間のかかる作業が必要となります。
ティシュー・プロテクター(スライドグラス用)は、薄切標本に直接貼るだけで、酸化や吸湿による免疫染色性の低下を防ぐことが可能です。

使用は非常に簡単で、シール状のティシュー・プロテクターを台紙から剥がし、気泡が入らないように、薄切標本の上から貼っていただくだけで、薄切標本を保護します。

商品コード 品名 包装仕様
TP09000 ティシュー・プロテクターSS 18×32(24)mm 1袋:10シート(1シート20枚)
TP09001 ティシュー・プロテクターL 58×32(24)mm 1袋:10シート(1シート10枚)
TP09002 ティシュー・プロテクターS 36×32(24)mm 1袋:10シート(1シート10枚)

※ティシュー・プロテクター(スライドグラス用)は、パラフィン包埋標本の保護には使用出来ませんので、ご注意下さい。

ティシュー・プロテクターの有無による 2 ヶ月後の染色比較

加速試験の結果【条件】湿度 60%、温度 42°C

HER2(Breast cancer cell line)


TP 貼り付けなし

TP 貼り付けあり

ティシュー・プロテクターTissue Protector (パラフィンブロック用)
パラフィン包埋標本の保護シール

薄切作業を終了した後、ホルマリン固定パラフィン包埋標本の表面は、酸素(酸化)と湿度の影響で、組織標本内のタンパクの抗原性は減弱することとなり、免疫染色性が低下することがあります。 一般的には薄切作業後は、パラフィンで表面を覆って保管しますが、同じパラフィン包埋標本から、再度薄切作業をするためには、覆われたパラフィンを荒削りして、改めて面出し作業をしてから、薄切作業をしなければいけません。
ティシュー・プロテクター(パラフィンブロック用)は、薄切作業が終わったパラフィン包埋標本に、直接貼るだけで、酸化や吸湿による免疫染色性の低下を防ぐことが出来ます。 また、再薄切作業時には、煩雑な荒削りや面出し作業なしで、薄切作業が実施できます。
ティシュー・プロテクター(スライドグラス用)は、薄切標本に直接貼るだけで、酸化や吸湿による免疫染色性の低下を防ぐことが可能です。

使用は非常に簡単で、シール状のティシュー・プロテクターを台紙から剥がし、気泡が入らないように、薄切標本の上から貼っていただくだけで、薄切標本を保護します。

商品コード 品名 包装仕様
TP09003 ティシュー・プロテクター パラフィンブロック用 36×24mm 1 袋:10 シート
(1 シート 10 枚)

※ティシュー・プロテクター(パラフィンブロック用)は、スライドグラス標本の保護には使用出来ませんので、ご注意下さい。

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